■海外のホームブルー文化
海外では、自分でビールを醸造すること(ホームブルー)が認められている国が多くあります。
特にクラフトビール作りが盛んなアメリカでは、1979年にビールの自家醸造が解禁されたためホームブルワーが数多く存在します。
そしてネットの掲示板やホームブルー協会のコンテストなどでは、ブルワー同士の醸造技術や知恵を共有しています。
そしてネットの掲示板やホームブルー協会のコンテストなどでは、ブルワー同士の醸造技術や知恵を共有しています。
アメリカ屈指のクラフトビール会社・シエラネバダブルーイングの創業者ケングロスマンも、元々ホームブルワー出身です。
■日本でのホームブルー
海外のホームブルーが盛り上がる一方、日本ではビールの自家醸造文化はあまりありません。
その理由のひとつは、現在日本では"酒類製造免許"がない場合、"度数1%以上のアルコール飲料"を作ることは法律上認められていないことにあります。
その理由のひとつは、現在日本では"酒類製造免許"がない場合、"度数1%以上のアルコール飲料"を作ることは法律上認められていないことにあります。
この酒類製造免許ですが、ビールには年間60キロリットル、発泡酒では6キロリットルの最低醸造量が定められており実質家庭でビール作りはできないのが現状です。
ただ制限はありますが、作る際にアルコール度数を"1%以下"にすることで家庭でホームブルーを楽しむことはできます。この方法であれば税法上、醸造にあたらないとされているためです。
最近東急ハンズなどで売っている手作りビールキットはこれに当たります。
最近東急ハンズなどで売っている手作りビールキットはこれに当たります。