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2017年7月30日日曜日

クラフトビールを作ってみる ~その④ 糖化と散水~

麦芽から糖分を取り出し麦汁を作る


前回投入したモルトをお湯で糖化(マッシング)させる。

こうすると麦芽の酵素がでんぷんをブツ切りにして糖に変えてくれる。

この酵素が活発になる67℃程度に温度を一定にする。

糖化(マッシング)  (常陸野ネストビール作り体験)
麦芽のでんぷんを酵素で糖化させる

 ウォート循環 (常陸野ネストビール作り体験)
ときどき鍋下コックから麦汁を循環させ清澄

1時間程度、糖化(マッシング)したら、今度は麦汁を別の鍋に移して

麦汁(ウォート)と麦芽かすを分離させる。

出来立て麦汁[ウォート] (常陸野ネストビール作り体験)
出来立ての麦汁(ウォート)

また、麦芽かすにもまだ糖分があるのでお湯をかけて抽出する。

これが散水(スパージング)というらしい。

このとき麦芽が水面から出てしまうとすぐ酸化して

味が落ちるので出ないようするのがよい、とのアドバイス。

散水[スパージング] (常陸野ネストビール作り体験)
ジョーロ的なもので散水(スパージング)

お湯をかけると麦芽かす自体がフィルターの役目をして

麦芽カスから新たに麦汁(ウォート)が取れる。

ろ過後の麦芽 (常陸野ネストビール作り体験)
濾過後の麦芽かす

これで麦汁(ウォート)ができました。

お湯も熱いし重いしで結構大変でしたが、

いよいよ完成が近づいてきました。

その⑤へつづく..

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