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ホップの種類と特徴



(Updated 2019.2.11) ※当サイトはリンクフリーです







主に、柑橘系の爽やかな香りのあるホップが多くIPAをはじめとするクラフトビールによく使われる。特に頭文字に"C"がつくホップはC系ホップと呼ばれることもある。

品種
アマリロ (Amarillo)



高いアルファ酸値と柑橘系、特にオレンジ様なアロマをもつ。

  >>ビール例




用途: アロマ

アルファ酸 :7-11%
ベータ酸  :5-8%
コフムロン :20-24%
原産国:アメリカ


・オレンジ
・グレープフルーツ
・レモン
・アプリコット
・ピーチ




・カスケード
・センテニアル
・シムコー
アザッカ
(Azacca)




とよみどりを由来にもつドワーフ(つるが短い)ホップ。アメリカ品種だがニュージーランドホップの様な特徴をもつ。

  >>ビール例




用途:アロマ, ビタリング

アルファ酸 :8-11%
ベータ酸  :4%-6.5%
コフムロン :40%-48%
原産国:アメリカ


・オレンジ
・マンゴー
・パイナップル
・柑橘




・センテニアル
アポロ
(Apollo)




ゼウスの系統を引くアルファ酸がとても多く含まれるホップ。



用途:ビタリング

アルファ酸 :15%-20%
ベータ酸  :5.5%-8%
コフムロン :23%-28%
原産国:アメリカ


・グレープフルーツ
・ライム
・松




・ゼウス
・ナゲット
アーテナム
(Ahtanum)




ワシントン州カスケード山の東で最初のホップ農家がある地区名に因んだホップ。シトラスのアロマと適度な苦味を持つ。



用途: アロマ

アルファ酸 :3.5-6.5%
ベータ酸  :4%-6%
コフムロン :30%-34%
原産国:アメリカ


・グレープフルーツ
・ゼラニウム(花)




・カスケード
・アマリロ
・シムコー
・センテニアル
・ウィラメット
ブルワーズ・ゴールド
(Brewers Gold)




元はイギリスの品種だがアメリカでも育てられアルファ酸値が高いスターリング、ガレーナ、ホライズン、センテニアル、ナゲットなど多くの祖先。



用途: ビタリング

アルファ酸 :8-11%
ベータ酸  :4%-6.5%
コフムロン :40%-48%
原産国:アメリカ


・クロスグリ
・スパイス(花)




・カスケード
・チヌーク
・ガレーナ
・ナゲット
ビター・ゴールド
(Bitter Gold)




核果のアロマを持つホップ。ブルワーズゴールド、ブリオン、コメット、ファッグルに由来を持つホップ。



用途: アロマ, ビタリング

アルファ酸 :12-14.5%
ベータ酸  :6-8%
コフムロン :36-41%
原産国:アメリカ


・洋ナシ
・スイカ
・草




・ガレーナ
・ナゲット
ブラボー
(Bravo)




高いアルファ酸でビタリングに適しており、フルーツや甘い花のアロマも持つ。



用途: ビタリング

アルファ酸 :15-18%
ベータ酸  :3.5-5.5%
コフムロン :28-35%
原産国:アメリカ


・オレンジ
・バニラ
・花




・CTZ
・アポロ
・マグナム
・ナゲット
ブリオン
(Bullion)




強いクロスグリのアロマ。1940年代にはメジャーなホップだった。ダークなビールによく使われる。



用途: ビタリング

アルファ酸 :8.1-8.2%
ベータ酸  :4.1-4.6%
コフムロン :38-40%
原産国:アメリカ


・クロスグリ
・スパイス




・CTZ
・ノーザンブルワー
・ガレーナ
・ブルワーズ・ゴールド ・チヌーク
カスケード
(Cascade)




アメリカンホップで最もポピュラーな品種の一つで、柑橘系のアロマを持つ。ファッグルがアメリカで改良されていったもの。

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用途: アロマ

アルファ酸 :4.5-7%
ベータ酸  :6-7.5%
コフムロン :30-35%
原産国:アメリカ


・グレープフルーツ
・松
・スパイス




・センテニアル
・アマリロ
・CTZ
・アーテナム
センテニアル
(Centennial)




カスケードの強化版、スーパーカスケードとも言われる。アルファ酸値が高くアロマだけでなくビタリングにも使われる。

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用途: アロマ, ビタリング

アルファ酸 :7-12%
ベータ酸  :3.5-5.5%
コフムロン :23-27%
原産国:アメリカ


・グレープフルーツ
・レモン
・花




・カスケード
・チヌーク
・CTZ
・ガレーナ
・ナゲット
シトラ
(Citra)




強い柑橘系アロマを持ち良質な苦味。ハラタウ・ミッテルフリュー, USテトナング, ブルワーズゴールド、イーストケントゴールディングスの交配。試験名HBC394。

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用途: アロマ, ビタリング

アルファ酸 :11-15%
ベータ酸  :3-4.5%
コフムロン :20-24%
原産国:アメリカ


・グレープフルーツ
・メロン
・ライム
・グーズベリー
・パッションフルーツ
・ライチ




・カスケード
・シムコ
・センテニアル
・モザイク
チヌーク
(Chinook)




ぺサムゴールディングス等の交配種。グレープフルーツの様な柑橘系やレジンと松、スパイスのアロマ。

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用途: アロマ, ビタリング

アルファ酸 :11.5-15%
ベータ酸  :3-4%
コフムロン :27-31%
原産国:アメリカ


・グレープフルーツ
・スパイス
・松




・CTZ
・エロイカ
・ブリオン
・ノーザンブルワー
・ターゲット
シェラン
(Chelan)




ガレーナと似ているがアルファ酸が高い。



用途: ビタリング

アルファ酸 :12-14.5%
ベータ酸  :8.5-9.5%
コフムロン :33-35%
原産国:アメリカ


・花
・柑橘




・ガレーナ
・ナゲット
カリプソ
(Calypso)




ナゲットに起源をもつホップ。洋ナシやりんごのアロマがある。



用途: アロマ, ビタリング

アルファ酸 :12-14%
ベータ酸  :5-6%
コフムロン :40-42%
原産国:アメリカ


・洋ナシ
・リンゴ




・ガレーナ
・カスケード
クリスタル
(Cristal)




ハラタウ・ミッテルフリュー、カスケード、ノーザンブルワーの掛け合わせで、幅広い用途に使えるマイルドなアロマを持つホップ。

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用途: アロマ

アルファ酸 :3.5-5.5%
ベータ酸  :6-8.5%
コフムロン :23-26%
原産国:アメリカ


・木
・グリーン




・マウントフッド
・ヘルスブルッカー
・リバティ
・ハラタウ・ミッテルフリュー
コメット
(Comet)




1980年代に生産が終わっていたが"ワイルドアメリカン"なアロマが注目され再び使われ始めた。(ワイルドアメリカンってなんだろう。野生植物の香り的な?)

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用途: ビタリング

アルファ酸 :8-10.5%
ベータ酸  :4-5%
コフムロン :34-37%
原産国:アメリカ


・草
・グレープフルーツ
・"ワイルドアメリカン"




・ガレーナ
・サミット
CTZ (コロンブス,トマホーク,ゼウス) 
(Columbus,
Tomahawk,
Zeus)




コロンブスとトマホークは遺伝的に同じだがファームの違いで商標が異なる。一方ゼウスは遺伝的には上記と異なるが同じ性質のため3つをCTZと纏めて呼ぶ。またホップペレットで実際に3つブレンドされているものもある。

  >>ビール例




用途: アロマ, ビタリング

アルファ酸 :14.5-17.5%
ベータ酸  :4-5.5%
コフムロン :26-31%
原産国:アメリカ


・黒こしょう
・リコリス
・カレー
・柑橘




・チヌーク
・ノーザンブルワー
・ナゲット
・ミレニアム
・ターゲット
クラスター
(Cluster)




多目的に使えるホップで、古くからアメリカで栽培されてきた品種。



用途: アロマ, ビタリング

アルファ酸 :6-9%
ベータ酸  :4-6%
コフムロン :36-41%
原産国:アメリカ


・花
・大地
・甘い果実




・エロイカ
・ガレーナ
エクノット
(Ekuanot)




エキノックス(Equinox)という名前でもあるホップ。様々な果実のアロマを持つ。試験名HBC366。



用途: アロマ

アルファ酸 :13-15.5%
ベータ酸  :4-5%
コフムロン :31-36%
原産国:アメリカ


・メロン
・ベリー
・パパイヤ
・ライム
・ペッパー




・ブルワーズ・ゴールド
・ブリオン
・ガレーナ
エルドラド
(El dorado)




ナシや核果等の複雑なフレーバーをもつ。

  >>ビール例




用途: アロマ, ビタリング

アルファ酸 :13-17%
ベータ酸  :7-8%
コフムロン :28-33%
原産国:アメリカ


・洋ナシ
・スイカ
・メロン
・核果




・ガレーナ
・シムコー
ファルコナーズ・フライト
(Falconer's
Flight)




ノースウエストのブルワーだった故グレン・ヘイ・ファルコナーズを讃える独自のホップブレンドで、このホップの売り上げはグレンの基金に分配され醸造家の支援に使われる。



用途: アロマ

アルファ酸 :4-5%
ベータ酸  :7-8%
コフムロン :20-25%
原産国:アメリカ


・トロピカルフルーツ
・花
・レモン
・グレープフルーツ




・カスケード
・センテニアル
・CTZ
ファルコナーズ・フライト7C's
(Falconer's
Flight 7C's)




ファルコナーズ・フライトと同様の経緯を持つブレンドホップ。こちらは7つのC系ホップ品種(カスケード、センテニアル、チヌーク、シトラ、クラスター、コロンブス、クリスタル)から構成される。



用途: アロマ

アルファ酸 :9-10.5%
ベータ酸  :4.7-5.1%
コフムロン :0-48%
原産国:アメリカ


・柑橘
・スパイス
・大地




・カスケード
・センテニアル
・シトラ
・クラスター
・CTZ
グレイシャー
(Glacier)




なめらかでバランスのある苦味をもつ。ブルワーズゴールドやノーザンブルワー等に由来を持つ。

  >>ビール例




用途: ビタリング

アルファ酸 :5-6%
ベータ酸  :7-10%
コフムロン :13-16%
原産国:アメリカ


・プラム
・ブラックベリー
・木




・ウィラメット
・ファッグル
・テトナング
ガレーナ
(Galena)




アイダホで生まれた品種。甘いフルーツの様なアロマが特徴。アルファ酸も高い。



用途: アロマ, ビタリング

アルファ酸 :12-14%
ベータ酸  :7.5-8.5%
コフムロン :34-39%
原産国:アメリカ


・洋ナシ
・パイナップル
・クロスグリ
・グーズベリー
・ライム




・ナゲット
・CTZ
ホライズン
(Horizon)




ナゲット、ブルワーズ・ゴールドの交配。コフムロン(不快な苦味をもたらす)が低く、ビールに滑らかさを与えるという特徴がある。またアルファ酸も高いためどの工程でも使える。



用途: アロマ, ビタリング

アルファ酸 :8-12%
ベータ酸  :5.5-7.5%
コフムロン :16-19%
原産国:アメリカ


・花束
・スパイス




・マグナム
HBC 431




Hop Breeding Companyからの試験ホップ。ピーチのようなアロマを持つ。(今後正式名がつくと思います)



用途: アロマ, ビタリング

アルファ酸 :14-16%
ベータ酸  :4-5%
コフムロン :18%
原産国:アメリカ


・桃
・ベリー
・トロピカルフルーツ
・柑橘
・草




-
HBC 472




Hop Breeding Companyからの試験ホップ。特徴的なアロマでウイスキーやバーボンのアロマもある。特にダークでモルティなビールで際立つ。(今後正式名がつくと思います)



用途: アロマ

アルファ酸 :7-9%
ベータ酸  :42-46%
コフムロン :42-46%
原産国:アメリカ


・花
・木
・ココナッツ
・ウイスキー
・バーボン




-
レモンドロップ
(Lemondrop)




強いレモンの様なアロマをもつ。カスケード等を由来とする。

  >>ビール例




用途: アロマ

アルファ酸 :5-7%
ベータ酸  :4-6%
コフムロン :28-34%
原産国:アメリカ


・レモン
・緑茶
・メロン
・ミント




・カスケード
・センテニアル
・マンダリーナ・バーバリア
リバティ
(Liberty)




ハラタウ、ウルトラ、マウントフッド、クリスタルの交配。毬花が小さいため収穫が難しいらしい。



用途: アロマ

アルファ酸 :4-5.5%
ベータ酸  :3-4%
コフムロン :22-24%
原産国:アメリカ


・花束
・スパイス




・ハラタウ・ミッテルフリュー
・マウントフッド
・ハラタウ・トラディション
・クリスタル
ローラル
(Loral)




2016年に出た比較的新しいホップ。ノーブルホップとグレイシャーの交配で"スーパーノーブルホップ"とも呼ばれる。試験名HBC291。



用途: アロマ, ビタリング

アルファ酸 :5%
ベータ酸  :3-4%
コフムロン :21-24%
原産国:アメリカ


・花
・ペッパー
・ダークフルーツ




-
モザイク
(Mosaic)




柑橘系やトロピカルフルーツ、その他様々なアロマとフレーバーが混ざり合ったホップ。その芸術的に組み合わせからモザイクという名前となった。試験名HBC369。

  >>ビール例




用途: アロマ

アルファ酸 :10-14%
ベータ酸  :3-4.5%
コフムロン :21-25%
原産国:アメリカ


・タンジェリン
・パパイヤ
・ブルーベリー
・バラ
・風船ガム?




・シトラ
・シムコー
マウント・
フッド

(Mt. Hood)




オレゴンで生まれたためオレゴンの火山が名前の由来であるホップ。ドイツのハラタウやヘルスブルッカーに似た特徴を持つ。



用途: アロマ

アルファ酸 :4-6.5%
ベータ酸  :4-7%
コフムロン :21-25%
原産国:アメリカ


・花
・辛味
・スパイス




・ハラタウ・ミッテルフリュー
・ヘルスブルッカー
・ストリゼル・シュパルト
マウント・
レーニア

(Mt. Rainier)




マウントフッドと同じく、ワシントンの火山が名前の由来であるホップ。マグナムの子孫であるホップ。ノーブルホップの特徴を持ちドイツのハラタウミッテルフリューに似た特徴を持つが、よりビタリングに強みを持つ。



用途: アロマ, ビタリング

アルファ酸 :5-7%
ベータ酸  :7-9%
コフムロン :21-23%
原産国:アメリカ


・リコリス
・花




・ハラタウ・ミッテルフリュー
・ファッグル
ミレニアム
(Milllennium)




2000年にでた品種。アルファ酸が高くビタリングとして使用される。

  >>ビール例




用途: ビタリング

アルファ酸 :15.5-18.5%
ベータ酸  :5-6.5%
コフムロン :29-35%
原産国:アメリカ


・レジン
・トフィー
・花
・洋梨




・CTZ
・ナゲット
・サミット
ニューポート
(Newport)




マグナムの子孫で高いアルファ酸、コフムロン、ミルセンを含む。ワインやバルサミコのアロマがあるが、クリーンな苦味を目的にボイル初期に入れられることが多い。



用途: ビタリング

アルファ酸 :10.5-12.5%
ベータ酸  :5.5-6.5%
コフムロン :36-38%
原産国:アメリカ


・ワイン
・バルサミコ




・ガレーナ
・ナゲット
ナゲット
(Nugget)




ビタリングホップに使われる。花のアロマも強い。

  >>ビール例




用途: ビタリング

アルファ酸 :13.5-16%
ベータ酸  :4.5-5.5%
コフムロン :22-26%
原産国:アメリカ


・花
・洋梨
・ピーチ




・ガレーナ
オリンピック
(Olympic)




ブルワーズゴールド、ファッグル、イーストケントゴールディングの子孫。主にビタリングに使用されるが、シトラスやスパイスのアロマも持つ。ワシントン州で主に育てられている。



用途: アロマ, ビタリング

アルファ酸 :11.5-13.5%
ベータ酸  :5-5.5%
コフムロン :31%
原産国:アメリカ


・柑橘
・スパイス




・ガレーナ
・ナゲット
・チヌーク
パート
(Phato)




強いアルファ酸を持つビタリング用のホップ。HBC463の子孫。アダムス山のネイティブネームが由来のホップで、このアダムス山と隣のカスケード山脈の雪解け水がホップの産地ヤキマバレーに水路をもたらしている。(試験名:HBC682)



用途: ビタリング

アルファ酸 :18-21%
ベータ酸  :4.5-5.5%
コフムロン :30-32%
原産国:アメリカ


・大地
・草
・スパイス




-
サブロ
(Sabro)




ニューメキシコの山に自生する野生のホップ変種(フルムス・ルプルス・ネオメキシカヌス)の雌株との交配種。(ホップはフムルス・ルプルス・ルプルス)核果のアロマを持つ。試験名HBC438という名前だった。

  >>ビール例




用途: アロマ, ビタリング

アルファ酸 :12.5-15%
ベータ酸  :5-6%
コフムロン :23-25%
原産国:アメリカ


・マンゴー
・ココナッツ
・グレープフルーツ
・レモングラス
・木




-
シムコー
(Simcoe)




高いアルファ酸と低いコフムロン、そしてパッションフルーツと松、大地のアロマをもつデュアルホップ。

  >>ビール例




用途: アロマ, ビタリング

アルファ酸 :11.5-15%
ベータ酸  :3-4.5%
コフムロン :17-21%
原産国:アメリカ


・パッションフルーツ
・松
・大地
・ベリー




・サミット
・アマリロ
・センテニアル
スターリング
(Sterling)




1998年に出た品種でノーブルホップの特徴を持つホップ。



用途: アロマ

アルファ酸 :4.5-6%
ベータ酸  :4.5-5.5%
コフムロン :22-27%
原産国:アメリカ


・草
・花
・スパイス




・ザーツ
サンティアム
(Santiam)




ノーブルホップの特徴とアメリカンホップのアロマを持つ。ハラタウ・ミッテルフリューとテトナング、カスケードに由来する品種。

  >>ビール例




用途: アロマ

アルファ酸 :6-8.5%
ベータ酸  :7-8%
コフムロン :22-24%
原産国:アメリカ


・黒胡椒
・花
・スパイス




・テトナング
・シュパルター
・シュパルター・セレクト
タホマ
(Tahoma)




2013年にワシントン州立大学から出た品種。低いコフムロンが特徴。カスケードに似たシトラスな香りを持つ。



用途: アロマ

アルファ酸 :6-7.5%
ベータ酸  :15-17%
コフムロン :22-24%
原産国:アメリカ


・レモン
・グレープフルーツ
・ベニマツ
・スパイス




-
トリプルパール
(Triple Pearl)




パールに由来を持つホップ。パールと似た特徴だがより際立ったアロマを持つ。



用途: アロマ

アルファ酸 :10-11%
ベータ酸  :3-4%
コフムロン :20-25%
原産国:アメリカ


・メロン
・オレンジ
・レジン
・スパイス




・パール
ウルトラ
(Ultra)




ドイツのホップに似た特徴を持つ。ハラタウ・ミッテルフリュー、マウントフッド、リバティ、クリスタルの交配。



用途: アロマ

アルファ酸 :9.5%
ベータ酸  :4%
コフムロン :23-38%
原産国:アメリカ


・花束
・スパイス




・テトナング
・ザーツ
ウィラメット
(Willamette)




英国ファッグルに起源をもつ品種。育てられたオレゴンのウィラメット川にちなんで名前が付けられた。



用途: アロマ

アルファ酸 :4.5-6.5%
ベータ酸  :3-4.5%
コフムロン :28-32%
原産国:アメリカ


・花
・エルダーベリー(ニワトコ)




・テトナング
・ファッグル
・スティリアン・ゴールディングス
ウォーリアー
(Warrior)




マイルドでクリアな苦味のあるビタリングホップ。



用途: ビタリング

アルファ酸 :15.5-18%
ベータ酸  :4.5-6%
コフムロン :25-28%
原産国:アメリカ


・松
・樹脂




・マグナム
・ナゲット
・CTZ





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ニュージーランドの品種


"ニューワールド(新世界)"のホップとして、クラフトビール界で注目されている。トロピカルフルーツなど様々なアロマやフレーバーが混合するホップが多く、"ネルソン・ソーヴィン"の様な白ワインの様な珍しいアロマを持つホップもある。

品種
ドクター・ルディー
(Dr. Rudi)




"スーパーアルファ"として世にでたが、"ニュージーランドホップの父"にちなんで後にこの名前となった。



用途: アロマ, ビタリング

アルファ酸 :10-12%
ベータ酸  :7-8.5%
コフムロン :33-36%
原産国:ニュージーランド


・レジン
・松
・レモングラス




・グリーンバレッド
グリーンバレット
(Green Bullet)




スムースコーンのトリプロイド(三倍体)。アルファ酸が高い。ビタリングにもドライホップにも使える。



用途: アロマ, ビタリング

アルファ酸 :11-14%
ベータ酸  :6.5-7%
コフムロン :38-39%
原産国:ニュージーランド


・スパイス
・ドライフルーツ
・松の樹脂




・リバティ
・ハラタウ・ミッテルフリュー
・マウントフッド
コハトゥ
(Kohatu)




コハトゥはマオリの言葉で岩の意味で、同名のNZ・モトゥエカ川沿いの小さな町に因んだ名前のホップ。ハラタウ・ミッテルフリューに由来のあるホップで、トロピカルフルーツの香りをもつ。



用途: アロマ, ビタリング

アルファ酸 :6-7%
ベータ酸  :4-5%
コフムロン :20-22%
原産国:ニュージーランド


・トロピカルフルーツ
・松葉




・モトゥエカ
・ワイイティ
ネルソン・ソーヴィン
(Nelson Sauvin)




2000年に登場したクラッシュグーズベリー白ワインのフルーティさ、ニュージーランドのマルボロ産ソーヴィニヨン・ブランの風味があるホップ。

  >>ビール例




用途: アロマ, ビタリング

アルファ酸 :12-13%
ベータ酸  :6-8%
コフムロン :23-25%
原産国:ニュージーランド


・"ニューワールド"の白ワイン
・グーズベリー
・ライチ




・モトゥエカ
・リワカ
モトゥエカ
(Motueka)




NZにあるモトゥエカ川に因んだホップで、ライム、レモン、トロピカルフルーツの強烈な風味。ザーツとオーストラリア品種の交配。



用途: アロマ, ビタリング

アルファ酸 :6.5-7.5%
ベータ酸  :5-5.5%
コフムロン :28-30%
原産国:ニュージーランド


・砕いた新鮮な柑橘
・モヒートのライム
・メロン
・トロピカルフルーツ




・ザーツ
・スターリング
パシフィック・ジェム
(Pacific Gem)




スムースコーン、クラスター、ファッグルを交配種である3倍体。様々なスタイルに使われるが、中でもヨーロッパのラガーに使われる。高いアルファ酸を含むためビタリングに使われるが、アロマホップとしてオークやブラックベリーのアロマの特徴が出ることも知られている。



用途: アロマ, ビタリング

アルファ酸 :13-16%
ベータ酸  :7-9%
コフムロン :37%
原産国:ニュージーランド


・オーク
・ブラックベリー




・ファッグル
パシフィック・ジェイド
(Pacific Jade)




2004年にリリースされたニュージーランド種のファーストチョイスとザーツの交配種。レモンと砕いたペッパーのアロマを持つ。



用途: アロマ, ビタリング

アルファ酸 :12-14%
ベータ酸  :7-8%
コフムロン :24%
原産国:ニュージーランド


・柑橘
・砕いたブラックペッパー




・マグナム
パシフィカ
(Pacifica)




伝統的なドイツスタイルラガーにも合うが、最近の新世代ペールエールにも使えるホップ。ハラタウ・ミッテルフリューを起源にもつ。



用途: アロマ

アルファ酸 :5-6%
ベータ酸  :6%
コフムロン :24-26%
原産国:ニュージーランド


・オレンジマーマレード
・花




・ハラタウ・ミッテルフリュー
・リバティ
リワカ
(Riwaka)




親のザーツの2倍のオイルを含有しα酸とβ酸がほぼ1対1という独特な比率で、柑橘のアロマを持つ。



用途: アロマ

アルファ酸 :4.5-6.5%
ベータ酸  :4.5-5%
コフムロン :29-36%
原産国:ニュージーランド


・キンカン
・グレープフルーツ
・パッションフルーツ




・ザーツ
・シトラ
ワイメア
(Waimea)




とても高いアルファ酸値をもつ。ファッグル、ザーツ、クラスターに由来を持つホップ。



用途: アロマ, ビタリング

アルファ酸 :16-19%
ベータ酸  :7-9%
コフムロン :22-24%
原産国:ニュージーランド


・松
・タンジェロ




・CTZ
・パシフィックジェイド
ワカトゥ
(Wakatu)




"ハラタウアロマ"として世にでたが、2011年にワカトゥに改名された。ハラタウ・ミッテルフリューに由来を持つ。



用途: アロマ, ビタリング

アルファ酸 :6.5-8.5%
ベータ酸  :8.5%
コフムロン :28-30%
原産国:ニュージーランド


・ライムゼスト
・花




・ハラタウ・ミッテルフリュー
・ネルソン・ソーヴィン





  



オーストラリアの品種


ニュージーランドと同様にニューワールド(新世界)"のホップとして注目されている。"ギャラクシー"を代表としたトロピカルなホップが有名。

品種
エラ
(Ella)




ステラ(Stella)とも知られるホップ。ギャラクシーやシュパルターに由来がある。



用途: アロマ, ビタリング

アルファ酸 :13-16%
ベータ酸  :5-8%
コフムロン :34-38%
原産国:オーストラリア


・グレープフルーツ
・トロピカルフルーツ
・八角




・パール
・パリセード
ギャラクシー
(Galaxy)




2009年に登場したホップでクリアな柑橘系とパッションフルーツが合わさったようなアロマとフレーバーをもつ。比較的新しい品種だが、その強い特徴でいっきに人気品種となった。パールに起源をもつ。

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用途: アロマ, ビタリング

アルファ酸 :11.5-16%
ベータ酸  :5-7%
コフムロン :32-42%
原産国:オーストラリア


・パッションフルーツ
・柑橘




・シムコー
・シトラ
・アマリロ
ヘルガ
(Helga)




"南のハラタウ"で知られるハラタウ・ミッテルフリューの子孫のホップ。ノーブルホップの特徴をもつ。



用途: アロマ, ビタリング

アルファ酸 :5.5-7.5%
ベータ酸  :5-7%
コフムロン :20-23%
原産国:オーストラリア


・花
・大地
・スパイス




・ハラタウ・ミッテルフリュー
サマー
(Summer)




ザーツを由来に持ちアプリコットやメロンの香りがある。ドライホップによく使われる。



用途: アロマ

アルファ酸 :5.6-6.4%
ベータ酸  :5-6%
コフムロン :20-25%
原産国:オーストラリア


・アプリコット
・メロン
・草
・ピーチ
・パッションフルーツ




・パリセード
・ザーツ
ヴィック・シークレット
(Vic Secret)




2013年にリリースされた新しい品種。トパーズの姉妹で、高いアルファ酸とワールプールやドライホップに使用するとトロピカルフルーツの様なアロマをもたらす。



用途: アロマ, ビタリング

アルファ酸 :14-17%
ベータ酸  :6.1-7.8%
コフムロン :51-56%
原産国:オーストラリア


・パイナップル
・パッションフルーツ
・大地
・松
・ハーブ




・ギャラクシー





  



日本の品種


国内品種のホップはほぼ大手のピルスナー系ビールに使われるため、特徴もそれに合わせた品種となっている。"ソラチエース"の様に海外で注目されているホップもあるが、クラフトビールにはまだ一部にしか使われてない。

品種
甲斐黄金
(Kai kogane)




信州早生の変種。山梨県北杜市で見つかり黄金色の葉を付けるので"かいこがね"となったらしい。既に商業的栽培が終了したレアな国産ホップ。

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用途:(No Data)

アルファ酸 :(No Data)
ベータ酸  :(No Data)
コフムロン :(No Data)
原産国:日本


(No Data)



-
信州早生
(Shinshu wase)




ザーツとホワイトバインの交配種で日本の気候に適したホップ。主に日本の大手ビールに使われる。

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用途: アロマ

アルファ酸 :4.7-8.3%
ベータ酸  :4-6%
コフムロン :51%
原産国:日本


・レモン



・ザーツ
・ハラタウ・ミッテルフリュー
・サンティアム
ソラチエース
(Sorachi Ace)




北海道・空知郡生まれのホップでサッポロビールが品種改良したもの。大手のビール向けには個性が強くあまり使われないが、むしろ近年ではクラフトビールが盛んな海外で注目される。

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用途: アロマ

アルファ酸 :11.5-16%
ベータ酸  :6-7.5%
コフムロン :23-28%
原産国:日本


・レモン
・ライム
・イノンド




・サウザンクロス






  



ドイツの品種


"ノーブルホップ"と呼ばれる伝統的な4つのホップのうち3つがドイツのホップ。フローラルやハーバル、そしてスパイシーなアロマを持つホップが多い。

品種
ブラン
(Blanc)




ハラタウ・ブランとも呼ばれるホップで、ソーヴィニヨン・ブランを連想させるアロマ。そのワインの様な特徴を引き出すためドライホップ等で使用される。



用途: アロマ

アルファ酸 :9-12%
ベータ酸  :4.5-5.5%
コフムロン :22-26%
原産国:ドイツ


・花
・パッションフルーツ
・グレープフルーツ
・葡萄
・レモングラス
・パイナップル




・ネルソン・ソーヴィン
ハラタウ・ミッテルフリュー
(Hallertau Mittlefruh)




ドイツ・ハラタウ地方の伝統的なホップで、"ノーブルホップ"の内の1つ。ドイツラガーに使われ、心地よい苦味と花やスパイシーなアロマを持つ。ハラタウラーとも呼ばれる。



用途: アロマ

アルファ酸 :3-5.5%
ベータ酸  :3-5%
コフムロン :18-28%
原産国:ドイツ


・花
・スパイス
・柑橘




・ハラタウ・トラディション
・リバティ
・ヴァンガード
ハラタウ・トラディション
(Hallertau Tradition)




ハラタウ・ミッテルフリュー、ザーツ、ハラタウラー・ゴールドを交配させて作られた。親品種よりα酸が高い。

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用途: アロマ

アルファ酸 :4-7%
ベータ酸  :3-6%
コフムロン :24-30%
原産国:ドイツ


・草
・花
・大地
・フルーツ




・ヘルスブルッカー
・マグナム
・ハラタウ・タウロス
ヘラクレス
(Herkules)




ハラタウ・タウロスとの交配種。高いアルファ酸値をもつビタリングホップで、フルーティなアロマももつ。



用途: ビタリング

アルファ酸 :12-17%
ベータ酸  :4-5.5%
コフムロン :32-38%
原産国:ドイツ


・草
・花
・大地
・フルーツ




・ハラタウ・タウロス
・ウォーリアー
ヘルスブルッカー
(Hersbrucker)




ドイツ南部のヘルスブルック地方に起源のあるホップ。α酸が低い品種。ドイツラガーやイギリスのカスクエールにも使われる。



用途: アロマ

アルファ酸 :1.5-4%
ベータ酸  :2.5-6%
コフムロン :17-25%
原産国:ドイツ


・ほし草
・花
・オレンジ




・ハラタウ・トラディション
・ハラタウ・ミッテルフリュー
・シュパルター・セレクト
・マウントフッド
・リバティ
ヒュールメロン
(Huell Melon)




ハニーデューメロンやいちごのアロマを持ったホップ。ドイツのヒュールで2012年に出た比較的新しい品種で、カスケードに由来を持つ。



用途: アロマ

アルファ酸 :7-7.5%
ベータ酸  :7.3-8%
コフムロン :25-30%
原産国:ドイツ


・メロン
・イチゴ




・ベルマ
・ジャリロウ
マグナム
(Magnum)




高いアルファ酸を持ちクリーンな苦味をもたらすビタリングホップ。アロマは微か。ハラタウ・マグナムとも呼ばれる。

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用途: ビタリング

アルファ酸 :11-16%
ベータ酸  :5-7%
コフムロン :21-29%
原産国:ドイツ


・柑橘(微か)
・スパイス(微か)




・ナゲット
・CTZ ・ハラタウ・タウロス
マンダリナ・バーバリア
(Mandarina Bavaria)




2012年にリリースされたカスケード、ハラタウブラン、ヒュールメロンの娘で柑橘系、特にタンジェリンのアロマを特徴とするホップ。

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用途: アロマ,

アルファ酸 :7-10%
ベータ酸  :5-6.5%
コフムロン :31-35%
原産国:ドイツ


・タンジェリン
・グレープフルーツ
・ライム




・ナゲット
・CTZ ・カスケード
メルクール
(Merkur)




2000年にリリースされたマグナムの子孫の品種。ハラタウ・メルクールとも呼ばれる。高いアルファ酸と低いコフムロンを持つ。また、高いミクリンとフムロンも含むため大地、柑橘系のアロマも持つ。



用途: アロマ, ビタリング

アルファ酸 :12-14%
ベータ酸  :4.5-5.5%
コフムロン :10-20%
原産国:ドイツ


・大地
・柑橘
・砂糖
・ミント
・パイナップル




・マグナム
ノーザンブルワー
(Northan brewer)



d 由
元々はイギリスの北西部で育てられてきた品種だが、今はドイツのハラタウ地方で育てられるメインの品種となっている。



用途: アロマ, ビタリング

アルファ酸 :3-5%
ベータ酸  :4.5-5.7%
コフムロン :27-32%
原産国:ドイツ


・松
・ミント
・草




・パール
オパール
(Opal)




2004年に世に出たドイツのホップで、滑らかで心地良い苦味をもたらす。また、花や柑橘、スパイシーなアロマがある。



用途: アロマ, ビタリング

アルファ酸 :5-8%
ベータ酸  :3.5-5.5%
コフムロン :13-17%
原産国:ドイツ


・花
・柑橘
・スパイス




・イーストケント・ゴールディング
・スティリアン・ゴールディング
オリオン
(Orion)




パールとチャレンジャーの異父母姉妹であるドイツの雄の交配種。あまり広く生産されておらず、使用はほぼドイツに留まっている。ヘレスタイプのビールに使われる。比較的コムフロンが低くミルセンが高い。



用途: アロマ, ビタリング

アルファ酸 :6-8.5%
ベータ酸  :2.5-4.5%
コフムロン :27-30%
原産国:ドイツ


・スパイス



・パール
パール
(Perle)




ノーザンブルワー等の交配種で、伝統的なドイツのテイストをビールに加えるホップ。花やミント、スパイスのアロマを持つ。

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用途: アロマ

アルファ酸 :4-9%
ベータ酸  :2.5-4.5%
コフムロン :29-35%
原産国:ドイツ


・花
・ミント
・スパイス




・ノーザンブルワー
ポラリス
(Polaris)




ミントのような香りを持つホップ。高いアルファ酸が特徴。

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用途: アロマ, ビタリング

アルファ酸 :18-23%
ベータ酸  :4.5-6%
コフムロン :22-28%
原産国:ドイツ


・ミント
・パイナップル




・ヘラクレス
シュパルト
(Spalt)




シュパルターとも呼ばれる。ドイツ南部のシュパルト地方起源のホップ。伝統的な"ノーブルホップ"のひとつ。

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用途: アロマ

アルファ酸 :2.5-5.5%
ベータ酸  :3-5%
コフムロン :22-29%
原産国:ドイツ


・花
・大地
・ハーブ




・ザーツ
・テトナング
・サンティアム
・リバティ
・ハラタウ・ミッテルフリュー
シュパルター・セレクト
(Spalter select)




シュパルトとハラタウ・ミッテルフリューの交配。ノーブルホップの様なアロマでシュパルトよりほんの少しスパイシーなアロマ。



用途: アロマ

アルファ酸 :3-6.5%
ベータ酸  :2.5-5%
コフムロン :21-27%
原産国:ドイツ


・草
・スパイス




・ザーツ
・テトナング
・シュパルト
・ハラタウ・トラディション
・ヘルスブルッカー
テトナング
(Tettnang)




伝統的な"ノーブルホップ"のひとつで上品な香りでマイルド苦味をもたらす。ザーツ系列のホップ。テトナンガーとも呼ばれる。



用途: アロマ

アルファ酸 :3-6%
ベータ酸  :3-5%
コフムロン :22-29%
原産国:ドイツ


・花
・スパイス
・紅茶




・シュパルト
・シュパルター・セレクト
・サンティアム
・ザーツ
・ファッグル





  



チェコの品種


伝統的な4つの"ノーブルホップ"の内の一つ、"ザーツ"が代表的な品種。

品種
ザーツ
(Saaz)




伝統的な"ノーブルホップ"の一つ。何百年も前からビールに使われる品種で、ボヘミア地方のジャテツを起源とする。ボヘミアン・ラガー、ピルスナーに多用される。

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用途: アロマ

アルファ酸 :2.5-4.5%
ベータ酸  :4-6%
コフムロン :23-26%
原産国:チェコ


・花
・大地
・草




・スターリング
・テトナング
・モトゥエカ



【 セット 販売 】 Pilsner Urquell ( ピルスナー・ウルケル ) 5度 330ml 6本 セット

ブドバー Budvar 瓶 330ml×6本

チェコピルスナー スタロプラメン 330ml瓶×24本


  



スロベニアの品種


フローラルでハーバルな特徴。"スティリアン・ゴールディング"が有名。

品種
オーロラ
(Aurora)




ノーザン・ブルワーの改良でスティリアン・ゴールディングの約2倍ほどのアルファ酸をもつ。スーパー・スティリアンとも呼ばれる。



用途: アロマ, ビタリング

アルファ酸 :7-13%
ベータ酸  :2.7-4.4%
コフムロン :20-26%
原産国:スロベニア


・スパイス
・草




・スティリアン・ゴールディング
・ノーザンブルワー
ボベック
(Bobek)




ノーザン・ブルワーを親にもつ。適度な苦味を持つホップ。花や松のアロマがある。



用途: アロマ

アルファ酸 :3.5-7%
ベータ酸  :4-6%
コフムロン :27-31%
原産国:スロベニア


・花
・松




・スティリアン・ゴールディング
・ファッグル
・ウィラメット
ツェリェ
(Celeia)




スティリアン・ゴールディング、オーロラ、スロベニアの野生ホップの子孫。



用途: アロマ, ビタリング

アルファ酸 :3-6%
ベータ酸  :2-3.3%
コフムロン :26-29%
原産国:スロベニア


・花
・大地
・草




・ザーツ
・ボベック
・スティリアン・ゴールディング
ゴールド
(Gold)




スティリアン・ゴールディングの娘。強いアロマで知られスロベニアだけで栽培されている。



用途: アロマ

アルファ酸 :3.5-6.5%
ベータ酸  :3.5-6%
コフムロン :28-35%
原産国:スロベニア


・はちみつ
・オレガノ
・バジル
・イラクサ
・干し草




・スティリアン・ゴールディング
スティリアン・ゴールディング
(Styrian Golding)




スロベニアやオーストリアの伝統的な品種。スロベニアのスティリアが原産。ゴールディングではなくファッグルに起源がありその特徴を引き継いでいる。スヴィンスカ・ゴールディングとも呼ばれる。



用途: アロマ

アルファ酸 :4.5-6%
ベータ酸  :2.5-3.5%
コフムロン :25-30%
原産国:スロベニア


・樹脂
・大地
・白こしょう




・ファッグル
・ボベック
・ウィラメット


  



イギリスの品種


英国の伝統的なエールスタイルに必要なホップ。歴史が古く何百年も前からビールに使われてきたホップもある。

品種
アドミラル
(Admiral)




チャレンジャーに起源を持ちノースダウンにも由来があると言われるがこちらは明確ではない。少しオレンジのような香をもつ。



用途: ビタリング

アルファ酸 :13-16%
ベータ酸  :4-6%
コフムロン :37-45%
原産国:イギリス


・樹脂
・オレンジ
・花




・チャレンジャー
・ノースダウン
・ターゲット
ブラムリング・クロス
(Bramling cross)




その強い特徴から、しばしば英国のカスク・コンディションのビールや、クリスマスビールに使用されるホップ。



用途: アロマ, ビタリング

アルファ酸 :5-7%
ベータ酸  :2.3-3.2%
コフムロン :33-35%
原産国:イギリス


・強いスパイス
・クロスグリ
・ローガンベリー
・レモン




・ウィットブレッド・ゴールディング
・イーストケント・ゴールディング
・ノーザンブルワー
・ガレーナ
・ブリオン
チャレンジャー
(Challenger)




適度なアロマと苦味を持つ。スパイシーな香り。ノーザンブルワーに由来を持つ。

  >>ビール例




用途: アロマ, ビタリング

アルファ酸 :6.5-8.5%
ベータ酸  :4-4.5%
コフムロン :20-25%
原産国:イギリス


・杉
・緑茶
・花
・柑橘




・ノーザンブルワー
・パール
・アドミラル
イースト・ケント・ゴールディング
(East kent golding)




英国の伝統的なホップ。イングランドのケント地方に起源をもつ。ラベンダーやハチミツの様な特徴的なアロマ。



用途: アロマ, ビタリング

アルファ酸 :1.9-2.8%
ベータ酸  :28-32%
コフムロン :35-40%
原産国:イギリス


・ラベンダー
・はちみつ
・タイム
・オレンジ
・大地




・ウィットブレッド・ゴールディング
・ファッグル
・プログレス
・ファーストゴールド
ファッグル
(Fuggle)




最も有名なイングリッシュホップ。伝統的なフルボディのエールによく使われる。



用途: アロマ

アルファ酸 :3-5.6%
ベータ酸  :2-3%
コフムロン :25-30%
原産国:イギリス


・ミント
・草
・花




・テトナング
・スティリアン・ゴールディング
・ニューポート
・ウィラメット
ファースト・ゴールド
(First Gold)



d 由
ウィットブレッド・ゴールディングとドワーフホップの交配種。様々なアロマを持つためボイルのほか、ドライホップにも適している。



用途: アロマ, ビタリング

アルファ酸 :2.3-4.1%
ベータ酸  :2-3%
コフムロン :32-34%
原産国:イギリス


・タンジェリン
・マーマレード
・アプリコット
・ゼラニウム
・マグノリア




・スティリアン・ゴールディング
・イーストケント・ゴールディング
・ウィラメット
ゴールディング
(Golding)




イギリスの伝統的なホップでイーストケントゴールディングに由来がある。



用途: アロマ

アルファ酸 :4-6%
ベータ酸  :2-3%
コフムロン :23-28%
原産国:イギリス


・花
・レモン
・グレープフルーツ
・オレンジ




・イーストケント・ゴールディング
・スティリアン・ゴールディング
・ファッグル
・ウィラメット
ノースダウン
(Northdown)




1970年初期にイングランドで開発された。ノーザンブルワー、チャレンジャーの子孫。デュアルホップだが、特にボイルの初期~中期にかけて使用される。



用途: アロマ, ビタリング

アルファ酸 :7.5-9.5%
ベータ酸  :5-5.5%
コフムロン :24-30%
原産国:イギリス


・花
・松
・杉
・ベリー




・チャレンジャー
・アドミラル
ターゲット
(Target)



d 由
ボイルの際に、滑らかな口当たりとアロマ付のためによく加えられる。ノーザンブルワーとイーストウェル・ゴールディングの系統。



用途: アロマ, ビタリング

アルファ酸 :9.5-12.5%
ベータ酸  :4.5-5.7%
コフムロン :35-40%
原産国:イギリス


・新鮮なグリーンセージ
・スパイス
・ペッパー
・マーマレード




・ファッグル
・ウィラメット





ブリュードッグ パンクIPA 330ml瓶 1ケース12本入

ブリュードッグ 330ml缶5種10缶 テックグラスセット

フラーズ ロンドン プライド 瓶 330ml


  



フランスの品種


フランスはワインのイメージがあるが、ホップ品種も幾つか存在。ハーバルでスパイシーなアロマ。

品種
アラミス
(Aramis)




ストリサル・シュパルトとウィットブレッド・ゴールディングに起源を持つ。ストリサル・シュパルトと似ているが高いα酸をもつ。



用途: アロマ

アルファ酸 :7.9-8.3%
ベータ酸  :3.8-4.5%
コフムロン :20-21%
原産国:フランス


・スパイス
・草
・柑橘(微か)




・ストリセル・シュパルト
・ウィラメット
・アーテナム
・チャレンジャー
・テトナング


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